生産能力と稼働率から4-5月PTAの社会在庫を予測します。

現在、PTAの生産能力は4578万トンで、ポリエステルの生産能力は5496万トンで、PTAの生産能力とポリエステルの生産能力の比率は1:0833です。一方、ポリエステルとPTAの消費比は1:0855です。つまりPTAの生産能力はすでにポリエステルの生産能力に追いつけなくなりました。

PTAとポリエステルが同じ稼働率の場合、PTAは在庫切れ状態となります。

3月29日、PTAの稼働率は87.73%で、ポリエステルの稼働率は92.9%で、明らかにPTAは在庫状態にある。

PTAは一体どれぐらいの在庫がありますか？

4-5月に簡単な推計をします。

まず、4-5月は紡績業の最盛期で、ポリエステルの稼働率は現在の92.9%以上を維持できるはずです。

PTAは？

4-5月に恒力石化、逸盛大連、BP珠海、嘉興石化、寧波台湾化、儀征化繊、及び福海創など多くの企業装置が点検修理されているので、PTAの稼働率は現在の87.73%を維持して設定されています。

このため、PTAの生産能力は4578万トンで、着工率は87.73%で、ポリエステルの生産能力は5496万トンと着工率は92.9%と推計して、4578万トン/年×87.73%÷12月/年=29万トン/月となります。

新生産能力の要因を考慮して、四川晟達120万トンは4-5月に有効PTA生産量10万トンを計算しました。

ポリエステル側は4-5月に新生産能力がないとみています。

このように、4-5月にPTAは在庫48万トンを推定します。

以上のように、4-5月のPTAとポリエステルの稼働率は基本的に現在の87.73%と92.9%の水準を維持すると仮定し、PTAは48万トンの在庫を残します。

4月初めのPTAの社会在庫は120万トンとなり、5月末のPTAの社会在庫は72万トンに減少します。