ブラジルは中国に高級婦人靴の販売を求めている

15人のブラジル企業家で構成された代表団は今月30日、中国の販売店を探し、中国に高級婦人靴を輸出するために中国に出発する。製靴業に携わるブラジルの企業家らが、北京、上海、広州、香港の4都市を訪問する計画だと、ブラジルの「バリュー」紙が26日付で報じた。代表団は北京で靴の展示即売会に参加し、上海と広州で主な販売市場の状況を調査し、香港で現地のディーラーと商談を行う。ブラジル製靴業連合会のエニオ・クライン顧問は、「価格が40～50ドルの婦人靴はアジアで大きな市場空間を持つべきだ。中国を競争者と見なすことに慣れているが、状況は変わっている。ここ5年間、中国は米国に代わって世界最大の靴輸入国となっている」と述べた。現在、一部のブラジル企業は中国に靴類を輸出し始めているが、数は少ない。今年に入ってから、ブラジルは5万8000足の靴を中国に輸出し、総額92万6000ドルで、ブラジルの米国向け輸出の0.2%に相当する。クライン氏は、ブラジルの靴メーカーが中国交易会に参加する機会を利用して市場開拓を強化すれば、この数字は大幅に向上すると述べた。ブラジルは世界の主要な靴輸出国の1つで、製靴業の従業員は約100万人で、毎年世界90以上の国と地域に各靴1億6000万足以上を輸出している。